イメージスキャナの開発部門で画像設計を担当しています。装置本体が認識したイメージを、肉眼で見たときと同じ色合いに近付けたり、より鮮明に表現するための画像処理システムを開発する仕事です。一部の色を変更すると、その他の色も変わってしまうため、多角的に注意が必要となる難しい技術です。また、シリーズ展開をしている商品においては、色合いが急に変わらないよう、前機種の特色を引き継ぐことも大切です。様々なバランス考えながら「もっと自然に」「より鮮やかに」といったユーザーのニーズに応える努力をしています。
画像はスキャナを使用するお客様が最も注目する部分なので、そこに直接携われることにやりがいを感じています。画像設計をする上で、従来は解消できないとされている問題がありましたが、私が担当したときに少し時間をもらい、その問題を解決することができました。その画像を見た上司から「中野の画像はキレイだな!」と言われたとき、大きな達成感を感じました。最初は何でも先輩に聞きながら仕事をしていましたが、今では他の部署の人たちから「画像のことなら中野に聞け」と言われていることにも、大きなやりがいを感じています。
就職活動の際はまず、何かひとつでもナンバーワンになれるものを持っている会社に就職したいと思いました。PFUは業務用イメージスキャナの分野で世界ナンバーワンのシェアを誇る会社なので、とても魅力的だと思いました。そして、人事の方や先輩の話を聞く中で、非常に風通しがよく、やりたいことを応援してくれると感じたことが、入社の決め手です。実際に、社内の雰囲気の良さは想像以上です。チームの中でしっかりと助け合いながら仕事ができ、プライベートでも上司がゴルフに連れて行ってくれるなどとてもよい関係です。
住みやすい土地で就職したいという気持ちが強く、生まれ育った石川と、大学時代を過ごした新潟を中心に就職活動を行いました。スノーボードが好きなので新潟も非常に魅力的でしたが、就職後はやはり、家族や旧友のいる地元で就職してよかったと思うことが多いです。信頼できる人が近くにいるということが、大きな安心感につながって、仕事に対するモチベーションにもいい影響を与えていると感じます。生活基盤を優先して勤務地を選ぶということは、仕事にしっかりと取り組むためにも、有効な選択肢のひとつだと思います。