当社の主力製品であるコンピュータモニターに搭載される、液晶パネルの開発や評価の仕事をしています。 EIZOのモニターには、さまざまな特殊市場に向けた製品があります。その中でも私は主に、医療系の内視鏡用モニターや、産業系の船舶用モニターの機種開発を担当しています。これらは、耐久性や高信頼性が特に厳しく要求される分野です。そのため、サプライヤーから調達した液晶パネルをそのまま搭載するのではなく、用途に合わせたカスタマイズを施してから使うことが多いので、その開発/評価の業務に取り組んでいます。

学生時代から写真撮影が趣味だったので、イメージングに関連する製品の研究開発職に就きたいと思い、光学機器メーカーや電機メーカーなどを中心に就職活動をしました。その中でEIZOは、今後の成長が見込まれるモニターなど情報表示機器の分野で突出した技術力を持っていることに大きな魅力を感じました。また、人事担当者や面接官が柔らかい雰囲気で働きやすそうだと感じたことや、大学の教授に「EIZOはブラウン管の時代からいい製品を作り続けている会社だ」と言われたことも、安心して入社できる要素になりました。

いろんな新しいことに取り組んで、視野を広げることだと思います。どんな分野でもいいから、自分が今までに興味を持ったことがないことや、経験がない新しいことに積極的にチャレンジしてみてください。私の場合は、学生時代に自分の好きな自然科学の分野を深めるばかりで新しい分野をあまり開拓してこなかったので、今となっては少し後悔しています。実にならなくてもよいから、時間に余裕がある学生のうちに、さまざまな分野に興味の種をまいておくことをおすすめします。

仕事に対する誠実さを持った人と働きたいです。アウトプットを出すことが仕事のゴールですが、仕事への姿勢が最も大切だと私は考えています。開発/評価業務での例を挙げると、ある測定値が判定基準内にギリギリでも入っていればいいと考えるのではなく、部品そのものや組み立てによって発生するバラツキも考慮したうえで、すべての製品個体が性能基準を満たすように設計精度を向上させる努力をすることがとても大切だと思います。知識やスキルは後からついてくるので、まずは自分がやるべき事に対して真摯に取り組むことができる社会人を目指してほしいと思います。