特別養護老人ホームで介護職として、短期入所される利用者様の生活介護やレクリエーションなどを担当しています。短期入所の利用者様は在宅での生活が主になるので、自立を促すことを大切にしています。自分でできることが増えると自然と笑顔になりますし、自分の力で日々を過ごせることは、とても重要だと思います。利用者様の気持ちを理解したお声かけができて、介護がスムーズに進んだときに、大きなやりがいを感じます。利用者様が施設でも在宅でも安心して楽しく過ごせるように努めていきたいと思います。
高校生のときに介護施設でボランティアをしたことが、介護の仕事を志すきっかけになりました。きらく園との出会いは大学の介護実習です。実習では、利用者様を理解することから始め、自然に楽しく過ごしていただくためにはどうすればよいかなど、たくさんのことを学びました。先輩職員たちの利用者様のことを親身に考え、互いに励まし高め合う姿を見て、ここでもっと多くのことを吸収したいと思いました。また、特に印象に残ったのが、利用者様のいきいきとした笑顔です。施設全体の温かな雰囲気が入社の決め手になりました。
学生の間にたくさんの介護施設を見学しておくとよいと思います。私は実習を通して5つの施設や事業所に行きましたが、それぞれにさまざまな特色がありました。多くの施設を見学し、その中から自分の働きやすいスタイルを見つけられれば、楽しく仕事ができると思います。また、私は学生時代にボランティアで、身体障害者の方の買い物支援や、少年院を出所した方の更生保護のボランティアなどを経験しました。そういった学生ならではの体験を通してさまざまな人とつながりを持つことや、自分のものの見方を広げることも、将来きっと役に立つと思います。
笑顔で明るく元気な方や、思いやりのある優しい方など、高齢者を敬う気持ちを大切にする方と一緒に働きたいと思います。また、地域の高齢化は確かに社会問題のひとつですが、高齢者のことを決してマイナスなイメージで捉えずに、高齢者と一緒に新しいことにチャレンジできるような方と一緒に福祉を盛り上げていけたらと思います。首都圏では新たな取り組みとして、要介護の高齢者を対象としたキャンプもあるそうです。そういった前向きで新しい介護の形も、これから一緒に考えていけたらいいなと思います。